弥生3月
暖かい日もありますが、寒風の強い日もあり、一喜一憂しています。
この季節、子どもたちが卒業、入学・進学と暮らしの節目を迎えています。
子どもの成長にとって、大切な節目節目には、なにかとお金がかかってしまう世の中です。
しかし、この子どもの成長を、経済的に困難を抱えているひとり親家庭では、心から喜べない現実があります。
そんな家庭を皆で支えたいと、こどもステーションでは、2024年春も新入学お祝い金事業を実施することにいたしました。
2020年春から続けてきたお祝い金事業は、いただいた資金有りの状態から、希望者を募り、金額を決めてきましたが、
今年は、いただいた資金がなかったので、希望者募集と、資金集めを同時並行で進めてきました。
そのため、全部でいくら必要なのか、果たしてどれくらい資金が集まるのか、が最後まで分からず、気をもみましたが、
2月22日に募集を締め切り、寄付は、それに足るまで集めようと、無茶な事業計画を立てました。
必要な方には、できる限りお応えしたかったからです。
そうしましたところ、22人の個人様、13のお寺や企業さまから、862,152万円のご寄付を集まりました。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
心より感謝を申し上げます。
そして、44世帯、51人のお子様に入学お祝い金を振り込ませていただきました。
現在、お祝いを受け取った方からのアンケートを集めています。
今届いている声をいくつか掲載させていただきます。
・子ども2人が、中学校・高校入学で 自転車の購入をしなければならないのと、1人が就職の準備をしなければならないので、どうしようかと悩んでいました。
お陰で自転車の購入資金に充てさせてもらい、他の入学準備にも充てさせてもらいました。
この費用がなかったら、自転車が買えてなかったし、自転車を買ったとしても 他の学校に必要な物が買えなかったと思います。
子ども達も諦めてたので、ものすごく喜んでいました。ありがとうございます。
(中学校・高校、母)
・シングルマザーでも、ダブルワークをしているので給付金対象にもならず減税対象にも満たしてない状況で失望していました。
手を差し伸べてくれる方々がいることに感謝しています。
(中学校、母)
・この度はありがとうございました。
生活が苦しい中、子供2人の入学が重なり出費が嵩み、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。
子ども達にも、支援していただいたんだよと伝えました。
私もいつかは支援できる側になれたら…と思います。
そして、それまでも自分にできることを探し、それを行動に移していこうと強く思います。
本当にありがとうございました。
(高校・専門学校、母)
・入学は親としても喜ばしいことですが、日々ギリギリの生活費で何とかしていたので、寄付金は非常に助かりましたし有り難かったです。
下の子どももあと数年で小学校入学になるので、うちのように寄付で救われる世帯も多いと思います。
来年以降も是非継続してほしいです。
(小学校、母)
・ご支援に感謝します、ありがとうございます
支援を受け取ることで、誰かが応援してくれてると実感し、安心を得られています
助けてくれる人に感謝し、大人になったら、困っている人に恩返しをしようと話しています。
(高校生、母)
・子どものやりたい気持ちを後押ししていただきありがとうございました。
見えないところで見守られ支えられている安心感に感謝します。
(大学生・母)
・ご支援ありがとうございます、
入学を楽しみにしています、たくさん勉強したいです、頑張ります!
(高校生)
・私は春から大学生になる者です。
大学ではパソコンの購入や入学式の時に着るスーツ、制服から私服に変わったりなど出費がかさみます。
母子家庭ということもあり母だけでは補えないものは自分のバイト代から買っていたので、お祝い金を頂いたことはとても助かりました。
この恩を忘れず、春から勉強にサークルに頑張ります。
今回は本当にありがとうございました。
(大学生)
ご寄付いただいた皆さま(ご寄付順)
久保 弘晶 様
徳永 寛 様
松浦 具視 様
小川 美之 様
坂田 章子 様
和田 巌 様?
さいきじんクリニック.様
前田 多嘉子 様
河野恵子(光圓寺)様
松下 英樹 様
横澤 由美 様
妙長寺 様
光明院 様
光徳寺 様
亀山 学 様
有限会社アルファ企画 様
本光寺 門田孝彦 様
廣中 タエ 様
林 英太郎 様
矢野 孝江 様
安楽寺 様
児玉 稔 様
浄土真宗本願寺派備後教区深津組 様
柳 つとむ 様
遠藤 哲子 様
正光寺 様
安楽寺 様
古志 靖之 様
株式会社壽運送 様
株式会社キョウエイ 様
北村 祥三 様
石村 洋子 様
水酔会 様
長坂 實 様
匿名希望 様
本会理事 様
本当にありがとうございました。
新しい人生に漕ぎ出でていく子どもたちをこれからも応援してください。
シングル家庭のこどもたち、いざ行かん!
道は厳しくとも、振り向けば、支えてくれるあたたかき人たちがいる。