Anak-anakプログラムとは?
Anak-anak(アナアナ)プログラムは、子どもたちが、人生の困難な状態に出会ったとき、自分の気持ちのどこに焦点を当てて、どう捉えて、どう行動していけばいいかを学びながら練習していくプログラムです。
こどもステーションでは、面会交流支援や、DV家庭支援、ひとり親家庭支援などで出会った子どもたちが、人生の困難な状態に出会ったときに行動の選択ができるよう取り組み活動しています。その作業を系統立てて組み立てたプログラムを作成しました。
※Anak-anak(アナアナ)とは、インドネシアの言葉で“こどもたち”という意味です。
Anak-anakプログラムでは、作成した人形劇を動画にしてYouTubeチャンネルに登録しています。その動画を使い、子どもたちと考えることができるようにプログラムを組み立てています。
舞台の幕間で動画を制止していただき、子どもと、ファシリテーターで対話をすすめてください。
動画の中では納まりきらない、子どもたちをエンパワメントする働きかけは、ファシリテーターの工夫によって自由に設定できます。
人形たちが繰り広げる展開によって、子どもたちが成功体験を味わえるよう工夫しています。
回数 | テーマ | ねらい |
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第1回目 | こどものけんり | 子どもにも大切な権利があることに気づき、権利が奪われそうになったときにできることがあることを知る |
第2回目 | かってにとらないで | 大切な自分を守り、お互いに安心な関係を築くために、同意を取ることを学ぶ |
第3回目 | ぼうりょくってなに? | 子どもが見聞きしやすい様々な暴力について知り、暴力を受けたときの気持ちについて考える |
第4回目 | そうだんしよう | 安心・安全についてイメージができ、自分とコミュニティの安全計画を立てられるようになる |
第5回目 | いやっていっていいのかな | 自分の気持ちに焦点を当て、怒りの気持ちを暴力で表現せずに率直に気持ちが伝えられるようになる |
第6回目 | あなたのせいじゃないよ | 家庭の中で起こっている暴力について学び、暴力があることの影響について理解する |
第7回目 | かぞくのくらし | 無意識に信じている家族の役割に気づき、いろんな家族の形があり、いろんな暮らしがあることを考える |
第8回目 | たいせつなわたし | 自分のからだと心は自分のもの、自分で決めていい |
こどもステーションまでお問い合わせください。
Anak-anakプログラムは令和4年度(補正予算)社会福祉振興助成事業の助成により、作成しました。